「仲田歩夢さんゴリ推し(笑)」 マイナビ仙台DF國武が秘める女子アスリートのこだわりは?
「サッカー選手の前に女の子」…國武が欠かさないピッチ外でのお洒落の追求
なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)は新型コロナウイルスの余波を乗り越えて7月18日に開幕し、熱い戦いを繰り広げている。昨季の8位から巻き返しを狙うマイナビベガルタ仙台レディースにあって、“イジられ役”としてチームの一体感を演出しているのが、今年加入したDF國武愛美だ。2018年にはなでしこジャパン(日本女子代表)にも選出された若きセンターバックに、女子アスリートとしてのこだわりを訊いた。
今年のマイナビ仙台は新キャプテンのMF隅田凜を中心に、最年長のFW有町紗央里(1988年7月生まれ)から、最年少のルーキーMF西野朱音(2002年2月生まれ)まで幅広い世代が揃った陣容となっている。國武は“ニューフェイス”7人のうちの1人だが、チームに溶け込むのに時間はかからなかったと語る。
「選手の年齢差を感じさせないくらい打ち解けやすかったです。みんな優しくて、たくさん声をかけてくれました。みんな良い意味で“クセがある”なかで(笑)、私は人見知りなので……、盛り上げ役というよりはイジられ役。チームとして良い雰囲気でやれていると思います」
2017年に武蔵丘短期大からノジマステラ神奈川相模原へ入団した國武にとって、移籍は初の経験。マイナビ仙台行きをきっかけに、私生活の“アスリート色”が強まったという。
「早寝早起きは日頃から意識していますが、食事面は大きく変わりました。今までは(日ノ本学園高、武蔵丘短期大と)サッカー部、ノジマも寮でご飯は出ていたんです。完全な1人暮らしが事実上初めてなので、基本的なところですが3食きちんと食べるようにしています」
なでしこリーガーである彼女たちの“本職”は、サッカー選手としてプレーで魅せること。ただ、アスリートである前に一人の女性であり、まだ23歳と大卒で言えば社会人2年目の若手にあたる國武も“女子アスリート”としての価値観にこだわりがあると明かす。
「お洒落へのこだわりはめっちゃくちゃあります(笑)。そんなに競技人生も長くないなかで、若い時にもっとお洒落とか楽しんでおけば良かったと後悔したくないので。もちろんサッカーは大事ですけど、その前に女の子だし、選手もお洒落はしていいんじゃないかなと思っています」