久保建英、「バルサが取り戻せなかった5人」にスペイン紙選出 「特別なケースの一つ」
バルサの下部組織で育ち、そのライバルクラブであるレアルへ移籍した経歴に現地紙注目
日本代表MF久保建英は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと同様、バルセロナの下部組織「ラ・マシア」出身として知られる。そのライバルクラブであるレアル・マドリードと契約し、スペイン挑戦2年目はビジャレアルへレンタルとなったなか、スペイン紙は「クラブは取り戻そうとしたが叶わず、バルサを去った選手たち」の1人として紹介している。
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2011年にラ・マシアの入団テストに合格してスペインへ渡った久保は、2015年にバルセロナが18歳以下の選手の国際移籍に違反したとしてFIFA(国際サッカー連盟)から処分を受け、ラ・マシアで試合出場や練習もできなくなったため日本への帰国を選択。FC東京の下部組織、トップチームでのプレーを経て、2019年夏にバルサのライバルクラブであるレアルと電撃契約したのは記憶に新しい。
その決断は当時スペインでも大きな注目を集めたが、スペイン紙「マルカ」は「クラブは取り戻そうとしたが叶わず、バルサを去った選手たち」と題して5選手を挙げている。
スペイン代表DFエクトル・ベジェリン(アーセナル)、同代表MFチアゴ・アルカンタラ(バイエルン・ミュンヘン)、同DFマルク・バルトラ(ベティス)らの名前が挙がるなかで、「特別なケースの一つ」と表現されたのが久保だ。
「バルサは選手周辺の要求を受け入れるのを望まず、レアル・マドリードは永遠のライバルから選手を盗んだ。(久保の)マジョルカでのシーズンはエクセレントなもので、クラブ・ブランコ(レアル)は欧州大会での経験を積ませるためビジャレアルへのレンタルを決定した」
2019-20シーズンにバルサと対戦した際、かつての本拠地カンプ・ノウのピッチに立った久保に対しては、地元ファンから容赦ないブーイングが飛んだが、バルサとしては久保を将来の戦力としてキープしておきたかったのは間違いないようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)