日本代表、10月にオランダで2020年“初試合” カメルーン、コートジボワールとの2連戦決定

日本代表は10月のオランダ遠征が決定した【写真:高橋学】
日本代表は10月のオランダ遠征が決定した【写真:高橋学】

昨年12月のE-1選手権以来10カ月ぶりの活動 招集メンバーは新型コロナの状況次第で流動的

 日本サッカー協会(JFA)は11日にオンライン会見を実施し、日本代表が10月にオランダへ遠征し、9日にカメルーン代表と、13日にコートジボワール代表と対戦することを発表した。

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 オンライン会見に出席した反町康治技術委員長は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選が延期となっているなかで、10月の国際Aマッチデーを「上手く活用したい」とマッチメークを進めてきたという。そのなかで合宿の候補地としてオランダが浮上。「ヨーロッパの中でも感染状況は他国に比べれば爆発的でないことを踏まえたうえで、我々にとって活動するには最適」とオランダ側との調整を進め、会場はまだ確定していないものの、「1カ所で移動のリスクが伴わないところを希望している」という。

 対戦相手は欧州でUEFAネーションズリーグが行われているため、同時期に活動のないアフリカ、北中米カリブ海の国との調整を進め、9日にカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と対戦することが決まった。この2試合について反町技術委員長は、「3月から2次予選が始まる予定ですが、この準備期間は大事にしなくてはいけない。この10月の2試合は強化においても、選手の状況を把握する、チームのコンセプトを確認するうえで重要な機会になると思います」と期待を口にした。

 招集される選手に関して、反町技術委員長は「代表というのは、その時のベストを選択しなくてはいけない」と制限を設ける考えはないとしたうえで、新型コロナウイルスに対する各国の対応次第で状況が変わってくるという。Jリーグでプレーする国内組に関しても、今後の日本政府の動向を注視すると語ったうえで、海外組でもオランダ以外の国でプレーする選手の場合、「オランダで活動した後にヨーロッパの各国に戻ることに関して、今日の段階で自主隔離にはなりません。ただ今後はどうなるか分かりません」と、直前まで状況が変わり、招集が難しくなる可能性があることを語っている。

 まだ不透明な部分は多いものの、新型コロナウイルスの影響で2020年は活動ゼロだったA代表。昨年12月に韓国で行われたE-1サッカー選手権以来、約10カ月ぶりとなるアフリカ勢との2連戦は大きな注目を集めそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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