レアル、ベイル売却42億円→30億円の“値下げ”容認へ 週末にもジダン監督と話し合い
レアル退団の噂が絶えないベイル…売却値のカットを英紙報道
レアル・マドリードがウェールズ代表FWギャレス・ベイルについて、移籍金2200万ポンド(約30億円)のオファーであっても受け入れる準備をしているようだ。英紙「デイリー・メール」が伝えている。
2013年にトッテナムからレアル・マドリードに加入したベイルは、4度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たすなどしてクラブに貢献してきた。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督の下で出場機会が限られており、昨季は公式戦出場がわずか20試合。新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)解除後の出番は2試合のみで、昨夏に引き続き、今夏も移籍の噂があとを絶たない状況だ。
ベイルはここ最近の報道でレアル退団を強く希望していると伝えられているものの、2022年6月までとなっている契約は残り2年で3020万ポンド(約41億7000万円)相当と高額なことが障害に。さらに同選手は先ごろ、昨夏に中国クラブと合意に達し、移籍完了が間近とも報じられていたなかで、レアル側が移籍をブロックして突如として交渉が破談に終わったことなどから、クラブ側がベイルの退団を「とても難しく」していると訴えていた。
ところが、スペインでの報道によると、レアルは移籍金が大幅カットの2200万ポンド(約30億円)だったとしても、オファーを容認する構えに方向転換したとのこと。ジダン監督は今週にも、次のステップを決めるためにベイルとの話し合いの場を設ける予定でいるそうだ。
ベイルの移籍にあたりネックとなってきたのは、週休60万ポンド(約8300万円)という高額の給与。マンチェスター・ユナイテッドは唯一、その金額を支払うことができるとされているクラブだったが、同クラブはベイルよりもドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョに注目しているとされ、古巣のトッテナムはベイルの復帰に強く関心を示していたものの、その金額が壁となっていた。
だが、今回報じられたようにレアルが移籍金の大幅カットを認めれば、また状況は変わる可能性がある。果たして、退団というベイルの希望は今度こそ叶うことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)