ポルトガル代表エースのロナウドがスウェーデン戦で2発　代表通算101ゴールに伸ばす

　ポルトガル代表は現地時間8日、UEFAネーションズリーグのグループリーグ第2節でスウェーデン代表と対戦し、2-0で勝利を収めた。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが全2得点を叩き出したが、海外メディアは2得点目の一撃に「魔法の瞬間」「時速100kmで打ち砕くゴール」と注目を寄せている。

　5日の前節クロアチア戦（4-1）を欠場していたロナウドは、スウェーデン戦に先発出場。0-0で迎えた前半45分、ゴール正面約25メートルの位置でFKを獲得すると、強烈な一撃をゴール左に突き刺して代表通算100得点目となるメモリアルゴールで先制に成功した。

　さらに後半27分、ロナウドが華麗な一撃を披露する。左サイドからボールを受けたロナウドは、ペナルティーエリア手前から力強く右足を振り抜くフォームを見せ、相手守備陣はブロックを試みるも、それを逆手に取るような柔らかなループ性のコントロールショットでゴール右へと流し込んだ。

　エースのセンセーショナルな2得点は世界で注目の的となっており、オーストラリア放送局「Oputus Sport」は「ボックス手前から魔法の瞬間」と文章を添えて、2得点目のゴールシーンを動画で公開。アルゼンチンメディア「BITBOL」も「クリスティアーノは反則級。時速100kmで打ち砕くゴール」と見出しを打って取り上げている。

　記事では「前半終了間際に見事なFKで通算100ゴール目を記録したが、（GKロビン・）オルセンとスウェーデンにとって、それで終わりとはならなかった。クリスティアーノが左サイドからボールを受け取ると、オルセンから見た左側を爆破するような強烈な右足の一撃を叩き込んだ」と説明している。

　実際はループ性のコントロールショットだったため、時速100kmの表現は大袈裟にしても、ロナウドが矢のような弾丸シュートも得意としていることは周知の事実。多彩なキックを備えていることを証明するようなスーパゴールとなったのは確かだろう。