柏が強力“トライアングル”でG大阪を圧倒 知将ネルシーニョ「勝つための策だった」
柏がホームでG大阪に3-0で勝利 オルンガと呉屋の2トップ、トップ下・江坂の前線が躍動
柏レイソルが9日のJ1第15節ガンバ大阪戦で3-0の快勝を収めた。エースのFWオルンガは、リーグ戦2試合ぶりに先発し開始2分で先制点。これで出場14試合15点目となり、昨シーズンにダブルで得点王に輝いた横浜F・マリノスのFW仲川輝人とFWマルコス・ジュニオールの15ゴールに早くも並んだ。この日トップ下に入ったMF江坂任は2ゴールを挙げ、オルンガと2トップを組んだFW呉屋大翔との”逆三角形”は抜群の存在感。ネルシーニョ監督は、対G大阪に対する”秘策”だったと明かした。
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強力な前線の“トライアングル”だった。まずは開始からわずか1分54秒、オルンガが魅せる。最終ラインのDF古賀太陽からのロングパスに一発で抜け出し、あっという間にゴール右へ沈めた。早くも掴んだ先制点は今季15点目。前節の清水エスパルス戦(2-1)はベンチ外だったため、出場14試合目で昨季得点王の数字に並んだ。相手DFの裏を突き、仕留めた先制点。これを受けて前線は躍動する。
この日はオルンガと古巣戦に燃える呉屋の2トップ。トップ下には「初めて」という江坂が入った。2トップが相手DFを引きつけ、自由に動く江坂がどんどん仕掛ける。上手くG大阪守備陣の背後を突いて何度も好機を演出した。前半40分にはサイドを崩して、右サイドからのクロスに合わせた江坂が頭でゴール。後半に入ってから相手にペースを握られる時間帯があったものの、同17分に呉屋からの右クロスに飛び込んだオルンガが中央で潰れ、左サイドから走り込んだ江坂がまたも頭で合わせた。2ゴールと殊勲の活躍を見せた背番号10は、前線3人の関係性に手応えを得たようだ。
「2人(オルンガと呉屋)がDFラインを下げてくれたり、ゴール前に入ってくれていたので、その後ろ、DFラインとボランチの間のところは意識して取りに行くようにしていた。チームとしても上手く使えていたし、ミカ(オルンガ)、大翔(呉屋)ともいい関係を築けた」
3人同時の先発は第3節の横浜FC戦(1-3)以来、今季は2度目。この日は江坂がトップ下に入る逆三角形だった。ネルシーニョ監督はこの起用が、対G大阪の“秘策”だったとした。