「ジダンに匹敵」 クロアチア代表DF、“絶妙タッチ&左足弾”に海外驚愕「狂気のCBスキル」
ロブレンがフランス戦で華麗な一撃、海外メディア絶賛
UEFAネーションズリーグ(NL)のリーグAグループ3第2節が現地時間8日に行われ、クロアチア代表はアウェーでフランス代表に2-4で敗れた。2018年ロシア・ワールドカップ決勝の再現となり、リベンジを期した東欧の雄だったが、またしても4失点を喫しての敗戦。だが、この試合の前半16分にDFデヤン・ロブレン(ゼニト)が決めた華麗なテクニックからのゴールが、海外メディアで「ジダンに匹敵するようなコントロールとボレー」と報じられるなど、話題になっている。
新型コロナウイルスの影響により、無観客のスタッド・ドゥ・フランスで行われた一戦。試合が動いたのは前半16分だった。クロアチアが右CKを獲得。キッカーが右足で上げたアウトスイングのクロスは、ゴール正面での競り合いで高く上がり、ファーサイドにフリーで構えていたロブレンのもとに落ちてくる。
見上げるようにしてボールの行方を目で追っていたロブレンは、ダイレクトで右足ボレーを放つような素振りを見せ、対峙したフランス代表DFリュカ・エルナンデス(バイエルン・ミュンヘン)がシュートコースを切りにきた瞬間、柔らかなタッチで華麗なシュートフェイント。完全にエルナンデスを置き去りにすると、すぐさま左足を振り抜き、矢のような鋭い一撃を対角線上に逆サイドネットへ突き刺した。
まるで歴戦のストライカーのような高度な技術と流れるような動きを、海外メディアも絶賛。英衛星放送「スカイ・スポーツ」公式ツイッターが「デヤン・ロブレンによる絶妙なタッチとフィニッシュ」と伝えれば、英メディア「90min」公式ツイッターも「彼は世界最高のストライカーだったかもしれない」と称えた。また英ラジオ局「talkSPORT」が「ジネディーヌ・ジダンに匹敵するようなコントロールとボレー」と表現すれば、海外メディア「Sporting Life」の公式ツイッターも「狂気のセンターバックスキル」と驚きをもって伝えている。
その後逆転され試合には敗れたものの、今夏リバプールを退団したロブレンのテクニックは、観る者に大きなインパクトを与えたようだ。