闘将ドゥンガがネイマールに「リオ五輪出場指令」 招集実現に向けバルサ側と会談か
8月という五輪開催時期が問題に
ワールドカップでの失態を繰り返したくない闘将は、ブラジルのテレビ番組のインタビューでこう明言している。
「ネイマールをコパ・アメリカ・センテナリオとオリンピックのどちらかで選ばなければいけない場合、彼がオリンピックでプレーしてくれることを願っている」
とはいえ、ブラジル人クラックの五輪代表招集へのハードルは低くない。というのも五輪本大会に関しての招集は、クラブ側に選手をリリースする義務がないからだ。また、コパ・アメリカ・センテナリオは今季終了直後の6月だが、リオ五輪は新シーズン開幕直前の8月。チームの骨格を構築する時期に「MSNトリオ」の一角が不在となるのは、バルセロナ側として避けたいのは明白だ。
ドゥンガ監督はすでにスペイン入りしており、火曜日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ、レアル・マドリード対ローマを視察した。近日中に同じスペインのバルセロナにも訪れ、クラブ側との話し合いに臨むと見られる。果たして闘将の願い通り、ネイマールはカナリア軍団のナンバー10を背負って五輪のピッチに現れるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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