闘将ドゥンガがネイマールに「リオ五輪出場指令」 招集実現に向けバルサ側と会談か

母国で悲願の金メダル獲得へ セレソンのエースのOA枠での招集を検討

 バルセロナ所属のブラジル代表FWネイマールに“五輪出場指令”が発せられそうだ。ブラジル代表を率いるドゥンガ監督が、6月のコパ・アメリカ・センテナリオよりも8月のリオデジャネイロ五輪出場を優先してほしいと伝える模様だ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 ブラジルは一昨年に行われた地元でのワールドカップで優勝を義務づけられたものの、準決勝のドイツ戦で1-7の歴史的大敗を喫し、「ミネイロンの惨劇」としてサッカー史に刻まれる屈辱を味わった。その後、意気消沈したチームは3位決定戦のオランダ戦でも0-3の完敗に終わった。

 ルイス・フェリペ・スコラーリ前監督の後を受け、フル代表と五輪代表監督を兼任するドゥンガ氏は、地に堕ちたサッカー王国としてのプライド復権を厳命されている。そのため、南米と中南米の計16カ国が参加する特別大会コパ・アメリカ・センテナリオ、そしてリオ五輪ともに是が非でも結果を残したい状況である。

 特に2014年ワールドカップと同様に地元で開催されるリオ五輪では、同国史上初となる金メダルが期待されている。そこで白羽の矢が立つのはセレソンの絶対的エースであるネイマールだ。ネイマールは2012年のロンドン五輪に出場し、現在は24歳。そのため各国3人の枠が用意されるオーバーエイジでのエントリーとなる。

 

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