初陣に臨むアギーレ新監督が試合前日に会見 「ウルグアイに敬意を払うが、恐れはしない」
希望を感じられる雰囲気ができあがった
ハビエル・アギーレ日本代表新監督は4日、初陣となるウルグアイ戦(5日・札幌ド)に向けて、試合前日の記者会見に臨んだ。取材陣とのやりとりの中で、見えてきたのは情熱的な新指揮官の熱い思いと、勝利への探究心だった。会見の冒頭はこう始まった。
「皆さん、コンバンハ。ウルグアイは非常に重要な対戦相手だと思います。現在の南米のチャンピオンであり、最も重要な強いチームの一つだと思っています。8年近く同じ監督の元でプレーしている。そして、世界的に見ても重要な選手たちがそろっている。非常にタフな対戦相手だと思います。ですが、そういう相手を私たちは求めていますし、そういったチャレンジをすることで成長できると思っています。ワールドクラスと対戦するのが、初めてだという若い選手もいます。そして、良いチームプレーをまず見せたいと思います。まだ合流してトレーニング回数も3、4回しかありません。簡単ではありませんが、札幌そして日本に良いイメージを残せるという希望を持っています」
そして、以下が主な質疑応答だ。
―初戦のメンバーは、ベストメンバーになりますか? また、自分たちのサッカーを求めるのか、相手の長所を消して勝利を求めるのか、どちらでしょうか?
「まずスタメンの11人について、これがベストの11人だと選手を上位から拾っていくというわけではありません。私は、この2試合でできるだけ多くの選手、できれば全員を見たいと思っています。明日、プレーする11人がそのままベネズエラ戦でプレーするわけではない。いずれにしても良い素材がそろっています。そして、2つめの質問ですが、われわれは常にその2つを目指していきたいと思います。良いプレーをして勝つこと。場合によっては、ボールを持たないで勝つこともあるでしょう。ですが、通常は、良いプレーをすれば、勝つことができる。ウルグアイは整った良い守備をするチームですから、楽な試合ではありません。そして、われわれは準備期間が短い状態ですが、それは関係なく勝ちにいきたいと思います」
―結果も注目されるが、アギーレ監督がどのような仕事をするのかも注目をしていると思います。ご自身はどのような仕事をする監督だと思いますか?
「短い時間でしたが、密度の濃いトレーニングができたと思います。希望を感じられる良い雰囲気ができあがっている。そして、対戦する相手は大きなすばらしい相手で、すばらしいスタジアムが満員になるでしょう。だから、走らない、競争しないという言い訳はできません。その中で良いプレーをいくつか見せることができて勝つことができれば、喜んで帰ることができると思っています」