武藤嘉紀の移籍先は? マインツSDが復帰否定 「人間性も素晴らしい。しかし…」
ニューカッスルは28億円を投じて新ストライカーを獲得
ニューカッスルに所属する日本代表FW武藤嘉紀は、今夏の移籍市場での退団が報じられている。移籍先の一つには、古巣でもあるドイツのマインツが挙げられていたが、同クラブのスポーツ・ダイレクターであるルーベン・シュレーダー氏は、再獲得の可能性を否定している。ドイツメディア「FUSSBALL.NEWS」が報じた。
武藤は2018年に1100万ユーロ(約13億8000万円)の移籍金でマインツからニューカッスルへ移籍。しかし、移籍後の2シーズンは十分な出場機会を得られずに、プレミアリーグの出場は25試合に留まり、1ゴールにとどまっている。スティーブ・ブルース監督は武藤を新シーズンの戦力に計算しておらず、クラブは期限付き移籍で武藤を放出する考えだという。
武藤の移籍先の一つとして、前所属クラブであるマインツの名前も挙がったが、シュレーダー氏は、ブンデスリーガ66試合で20ゴールを記録した武藤獲得の可能性を否定している。
「武藤は選手としてはもちろん、人間性も素晴らしい。しかし、ヨシは私たちにとって獲得を考慮する選手ではない。それは、彼自身に何か問題があるというわけではない。私たちの現在の攻撃陣が充実しているからだ」
現在、マインツにはフランス人FWジャン=フィリプ・マテタ、韓国代表FWチ・ドンウォン、オーストリア代表FWカリム・オニシウォ、ハンガリー代表FWサライ・アーダームらを抱えている。そのため、現時点で武藤が入り込む余地はないという。
武藤の放出を目指しているとされるニューカッスルは、新たにボーンマスからイングランド代表として4試合に出場した経歴のあるFWカラム・ウィルソンを獲得。その移籍金は2000万ポンド(約28億円)とも報じられている。
ケルン、アウクスブルクなどのドイツクラブが獲得に関心を示しているとされる武藤だが、今夏の移籍市場で出場機会を得られるクラブへ移籍することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)