「これはハンドとするべきだ」 Jリーグで波紋を呼んだ判定シーンにJFA審判委員会が見解

「いろいろな見解が述べられるのは、世界のサッカーで起こっている」

 会見の最後では、異なる見解が出たことでの視聴者への良くない影響を懸念する声も上がった。この意見に対して扇谷氏は、「(判定について)いろいろな見解が述べられるのは、日本だけではなく世界のサッカーで起こっています。こういう方向のほうが好ましいというのを、我々(JFA)はここで伝えさせていただいています」と答えている。この点を考えても、ハンドの新ルール改正はレフェリーにとっても難しいものだということが伝わってきた。このあたりは、視聴者側も今後の試合を通して理解していく必要がありそうだ。

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 今回はハンドの反則について、限定的な“直後”という場面を取り上げた。しかし、新ルールの改正はそれだけではない。「オフサイド」や「アドバンテージの適応」にもいくつかの変更があった。Jリーグ再開後、しばらくは視聴者だけではなくクラブや選手にも混乱が見られた場面がある。さらには、今季Jリーグが掲げる「コンタクトプレー」への対応も、レフェリーにとって決して簡単なものではないだろう。試合を観る視聴者が理解を深めるためにも、今後より多くの情報発信がJFAには求められていくはずだ。

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