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スペイン主将ラモスが偉業 ウクライナ戦で2発、DFとして代表戦史上最多ゴール達成
通算23得点としてパサレラの記録抜く 17歳ファティはスペイン代表史上最年少弾
UEFAネーションズリーグ2020-21のリーグA・グループ4の第2節、スペイン対ウクライナが現地時間6日に開催され、スペインが4-0で大勝した。この試合で主役となったのは、DFとして史上最多得点をマークした主将のセルヒオ・ラモスと、2得点に絡んだ17歳FWアンス・ファティだ。
3日の第1節でドイツ相手に1-1ドローだったスペインは、この日攻撃力が爆発。前半2分にファティの仕掛けで早々とPKを獲得すると、キッカーのラモスが冷静にゴール左へと蹴りこんで先制に成功。ラモスは同29分にもヘディングでこの日2点目を挙げれば、同32分にはファティが巧みなカットインからのコントロールシュートで3点目を奪い、この時点でほぼ勝負を決した。
試合終盤にはMFヘスス・ナバスのクロスのこぼれ球をFWフェラン・トーレスが決めて4得点。ルイス・エンリケ体制が復活しての初勝利となったわけだが、レアル・マドリードの重鎮とバルセロナの新鋭が結果を残した。スペイン紙「マルカ」によると、ラモスはこれで代表通算23点目となり、アルゼンチン代表の名DFダニエル・パサレラの22得点を抜いたと報じている。
一方でスペイン代表史上最年少のゴールスコアラーとなったファティには、別の期待がかかる。それはもちろん、バルセロナへの“苦悩の残留”を決断したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの相棒としての成長だ。退団の意向を示しながらも翻意したメッシだが、「プロジェクトが見えない」とウルグアイ代表FWルイス・スアレスらを構想外にしたクラブに不満を持っているのは明白。そのなかでファティがメッシの力に応え得る、数少ない希望と言えるからだ。
現状のチーム作りで対照的な状態にあるレアルとバルサ。ラモスとファティのゴールは、新シーズンに向けてそれぞれ勢いに乗るものとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)