“なでしこらしく”2連勝で佐々木体制が終焉 「責任を取る」と指揮官自らが退任を明言
最終予選3位 「選手はよくやってくれた」
2011年に女子ワールドカップで優勝し、女子部門のFIFA最優秀監督賞にも輝いた指揮官は肩の荷を下ろすかのように、明快な言葉で語っていた。
最終戦となったこの北朝鮮戦は、後半35分にMF岩渕真奈が挙げた決勝ゴールで1-0の勝利を収めた。その戦いぶりに、「(攻め込まれたのは)点を取った後だけです。選手たちは自分たちのリズムでよく頑張ってくれました。本当に、逆境になった時、後がない時、選手たちはなでしこらしくよくやってくれたと思います」と、選手たちを称えていた。
この日は試合前に強い雨が降り、試合中も弱い雨が残る劣悪なコンディションの中での戦いになった。指揮官は、「本当に今日雨の中ですね、リオの切符取れなかったですけど、選手たちはよく頑張ってくれました。また、ご声援本当にありがとうございます」と、会場に足を運んだサポーターへの感謝を語っていた。
最終予選はこれで全日程を終了し、4勝1分のオーストラリアと3勝2分の中国という、無敗で5試合を乗り切った上位2カ国がリオ五輪本大会への切符を手に入れた。開幕3戦を未勝利で終え、ラスト2戦で連勝を飾った日本は最終的に3位で最終予選の戦いを終えた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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