世界に轟くなでしこの”レジェンド澤”の功績 英メディアが「歴代最高の女子選手10傑」に選出

リオ五輪出場権を逃した翌日に称えられた澤さんの功績

 昨年12月に現役を引退した元女子日本代表MF澤穂希さんが、海を渡った遠く欧州でもその存在の大きさを称賛されている。英サッカー情報サイト「Squawka」は「歴代最高の女子フットボーラー10傑」と題して特集を組み、澤さんが錚々たる顔ぶれの中に名を連ねた。

 この特集は、3月8日が「国際女性デー(International Women’s Day)」であることにちなんで行われた。日本は、7日にリオデジャネイロ五輪の出場権を逃したばかりで、女子サッカー界にはネガティブな空気が漂うが、2011年にはFIFA世界最優秀選手賞を受賞したレジェンドの存在は今も色あせていない。

 記事で、澤さんについては以下のように評されている。

「ブラジル代表MFフォルミガと並び、澤は6度のワールドカップ(W杯)出場という記録を持っている。最も最近の出場となった2015年のカナダ大会で、決勝ではアメリカに敗れたが、澤にとってはこれも誇らしい瞬間だっただろう。それでも彼女にとって、よりハッピーだった瞬間は、2011年大会で日本が優勝し、同年に世界のフットボーラー・オブ・ザ・イヤーに輝いた時だろう。澤の遺産は、宮間あや、大儀見優季らを含む、日本の新しい世代に道を開いたことだ」

 

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