「長友のようなサプライズを…」 マルセイユの補強戦略、“最後のターゲット”に現地注目

驚きの補強となった日本代表DF長友佑都【写真:Getty Images】
驚きの補強となった日本代表DF長友佑都【写真:Getty Images】

長友を含む3選手をすでに獲得 予算内でのストライカー確保が今後のテーマに

 日本代表DF長友佑都は今回の移籍市場で、同DF酒井宏樹の所属するフランス1部マルセイユへの加入が決定した。長友の獲得を決めたマルセイユのスポーツディレクターを務めるパブロ・ロンゴリア氏の手腕に、現地メディアが注目。移籍市場での“最後のターゲット”を特集している。

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 マルセイユは今回の移籍市場で、フランス人MFパペ・ゲイェ、アルゼンチン代表DF・レオナルド・バレルディに続き、現地時間8月31日に長友の獲得を発表。新たにスポーツディレクターに就任したロンゴリア氏の下、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場するシーズンへの準備を着々と進めている。

 一方で、金銭的な制約から、ここからの動きは鈍くなるかもしれない。フランスメディア「Le 10 Sport」はマルセイユの補強戦略に注目。「500万ユーロにロンゴリアは苦しむ」と見出しを打ち、現在のメインターゲットとなっているセンターフォワードの補強予算が500万~600万ユーロ(約6億3000万~7億5000万円)に限られていると指摘。長友の例を引き合いに出し、「革新性が必要」としながら今後の動きを予想している。

「この予算で、マルセイユは何ができるだろうか。確実なのは、クラブとの契約が残っている選手の獲得は難しい。たとえリーグ2(フランス2部)の選手であっても、予算の3倍はかかるだろう。興味を持っているとされるレンヌのエムバイェ・ニアンは2000万ユーロ(約25億円)、ランスのブライユ・ディアは1500万ユーロ(約18億9000万円)だ」

「解決のためには、すでにロンゴリアが誰も予想していなかった長友のようなサプライズを用意しているわけでもなければ、南米でプレーする選手にも目を向ける必要があるだろう」

 同メディアによるとロンゴリア氏は「クラブの経済は家族の経済と似ている。予算内で上手く回さなければならない」と語っており、やりくりには苦心している様子。果たして、長友のような“隠し玉”で一気に戦力アップにつなげることはあるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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