0-3完敗の浦和、チームの課題は? DF槙野が言及「ボール保持するなかでどう崩すか…」

浦和DF槙野智章【写真:高橋学】
浦和DF槙野智章【写真:高橋学】

「僕たちはアクションよりもリアクションサッカーをしている」

 浦和レッズは5日のJ1第14節でセレッソ大阪に敵地で0-3と完敗した。試合後にDF槙野智章は、「自分たちがボール保持するなかでどう崩すか、どうゴールに向かうかのアイディアが足りない」と、現状の課題に言及している。

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 浦和はシーズン開幕から新型コロナウイルスの影響による中断が明けてしばらくは多くのメンバーが入れ替わりながら出場してきたが、先月の中旬辺りから試合への出場が多いメンバーがハッキリしてきた。そのなかで最終ラインに定着した槙野だったが、この試合では3失点を重ねる結果になった。

 前半はC大阪のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が「前半はどの時間帯も思ったようなプレーをできず、浦和が上回った」と振り返るようなゲームだったが、攻撃で決定機を作り出すには至らず0-0のまま後半へ。すると後半3分に先制を許すと、2点目、3点目と突き放された。槙野は「どっちに転ぶか分からないゲームでしたたかさを見せたセレッソにうまくやられてしまった」と振り返った。

 浦和はこれで3試合連続で先制点を許した。ヴィッセル神戸戦は追いついた後に突き放され、大分トリニータ戦では逆転勝利を収めている。そうした点について槙野は、粘り強さが身についてきたという感覚を大分戦後にも話していた。2週連続で週末のみの試合となりトレーニング時間が取れる貴重な時間だったが、そのなかでの取り組みと攻撃の質が高まっていかない部分の関連性についてこう話している。

「正直、僕たちはアクションよりもリアクションサッカーをしている。どちらかと言えば自分たちで相手を崩す練習よりも、セレッソ大阪がどう攻めるかを抑える練習をやってきたつもり。その相手がやってくることは抑えることができたけれども、自分たちがボール保持するなかでどう崩すか、どうゴールに向かうかのアイディアが足りない。相手がどうやってくるかを抑える力はある。次のステップに向け、自分たちがどうしないといけないかが課題。ただ、我慢強さとか、そういうことは良くできていると思う」

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