メッシのバルセロナ残留を現地紙が分析 4つの“メリット”と4つの“デメリット”とは?
保証される一定のゴールとアシスト、加入が噂される選手にとっても「魅力的な存在」
今夏でのバルセロナ退団が濃厚と噂されていたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだが、一転して残留を表明したとして話題を呼んでいる。スペイン紙「マルカ」はメッシ残留による「メリットとデメリット」を挙げている。
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退団の意向をクラブに伝えていたメッシは、代理人である父ホルヘ氏とバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長らクラブの首脳陣と話し合いを進めていた。メッシの違約金は7億ユーロ(約880億円)に設定されており、メッシ側は契約解除を求めた一方、クラブ側は所定の金額が払われない限り放出を認めないと主張し、双方の意見が対立していた。当初は退団が濃厚と見られていたメッシだが、ここにきて残留を表明している。
記事では、メッシ残留による「メリットとデメリット」をそれぞれ4つずつ挙げている。メリットの1つ目はゴールとアシスト数だ。「バルセロナでメッシは絶対的エースであり、前線には欠かせない存在。昨季は公式戦31ゴール、26アシストをマークし、アシスト数においてはクラブOBである元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスの記録を更新している。メッシがいれば毎シーズン、このような数字が保証されることになる」と指摘している。
また「クラブの安定性」について「今、在任期間中で最も厳しい時間を過ごしているバルトメウ会長。もしメッシが去ることになれば、すでに苦しい状況をさらに悪化させることになる。メッシが残留すれば、同会長は胸をなでおろし、元気を取り戻すことだろう」と言及。さらに「マーケティングの促進」にも触れ、「“メッシ”はもはや一つのブランドであり、他の誰よりもクラブにお金を稼がせてくれる存在。特に今年は新型コロナウイルスが経営に大きなダメージを与えているため、メッシなくしてどのようにこの困難を乗り越えられるというのだろうか」と強調している。
メリットの最後は「チームの再建」だ。「チームを構築する上で、メッシがいれば、全てにおいてよりスムーズに事が進む」と記し、加入が噂されるインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスらにとって「メッシは魅力的な存在」と綴っている。