英代表GKヘンダーソン、マンU守護神デ・ヘアとの”定位置争い”歓迎 「諦めるわけにいかない」
期限付き移籍からユナイテッドへ復帰したGKディーン・ヘンダーソン 「100%プレー」
期限付き移籍していたシェフィールド・ユナイテッドから、マンチェスター・ユナイテッドへ復帰したイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンは、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが務めてきた、ユナイテッドの正GKのポジションを奪うことしか考えていないようだ。英紙「インデペンデント」が報じている。
先週、ユナイテッドと新たな5年契約を結んだ23歳のヘンダーソンは、シェフィールド・ユナイテッドで過ごした2シーズンで大きく成長し、イングランド代表に選ばれるまでになった。現在もUEFAネーションズリーグのアイスランド戦、デンマーク戦に臨む代表に選出されているヘンダーソンは、代表デビューに向けて鎬を削っている。
2020-21シーズンは、ユナイテッドに戻ることとなったヘンダーソンは、「来シーズンの目標は、100%プレーすることだ。素晴らしかった昨シーズンを終え、プレーする機会を得られないことになるとは、思いたくない。ベンチに座って、プレーしないというのは、賢い選択ではないし、誰も得をしない」と、語った。
ユナイテッドでは、2011年からデ・ヘアがゴールマウスを守ってきた。昨季終盤は安易なミスも目立ち、多くの批判を浴びたデ・ヘアだが、ユナイテッドでは素晴らしい実績を残している。そんな世界的なGKとのポジション争いが注目されるヘンダーソンは、一歩も引くつもりはないようだ。
「ダビド・デ・ヘアは何年にもわたって、ユナイテッドにとって素晴らしいGKであり続けた。あれが自分の目指す姿であり、このクラブで彼のようなキャリアを過ごしたいと思っている。プレシーズンの最初の日から、先発の座をつかめるように全力を尽くしたい」
「それは、僕が常に求めていたものだ。今、そこに大きく近づいている。あきらめるわけにはいかないよ。自分にプレッシャーをかけていく。ダビドはリスペクトしている。彼は、クラブにとって、多大な貢献をしてきた。僕はユナイテッドの新人のような気分だ。5年間、この建物に入っていなかったからね。クラブの外で多くの時間を過ごしてきた。だから、どんな雰囲気か、確証を得られないんだ」
14歳の時にユナイテッドの下部組織に加わり、イングランド代表デビューも待たれるヘンダーソンは、ストックポート・カウンティ、グリムズビー・タウン、シュルーズベリー・タウン、シェフィールド・ユナイテッドへ期限付き移籍し、経験を積んできた。2020-21シーズンは、世界有数のビッグクラブで正GKの座をつかみ、さらなる飛躍シーズンにできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)