神戸FW古橋、日本の“秘密兵器”へ “同級生”南野らとの代表競演を熱望「意識しかしていない」
【古橋亨梧インタビュー|第4回】昨年11月に日本代表初選出、“同級生”南野の9番を背負う
思わぬ壁が立ちはだかった2020年シーズンのJリーグだが、今季の注目選手の1人であるヴィッセル神戸の日本代表FW古橋亨梧は、期待に違わぬ活躍を見せている。2月のシーズン開幕から公式戦4試合連続ゴール。その後は新型コロナウイルスの影響により、約4カ月の中断を余儀なくされたが、再開後も好調をキープし、ここまでリーグ戦12試合5得点の成績を残している。昨季J1の舞台で“覚醒”し、さらなる飛躍を期す25歳のスピードスターが「Football ZONE web」のインタビューに登場。第4回は「日本代表」について、胸の内を明かしている。
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3万3000人以上が詰めかけた超満員のパナソニックスタジアム吹田。昨年11月、古橋は初めて日本代表に選出された。直前に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選キルギス戦(2-0)へは招集されず、国際親善試合ベネズエラ戦(1-4)の後半からピッチに立った。短い合宿期間と出場時間でも決定機に絡むなど存在感を発揮。そして、この“サムライブルー”のユニフォームは、古橋の気持ちを奮い立たせた。
「日本を代表する選手はやっぱみんな技術が高い。やっていてすごく楽しかったので、あの場所に行きたいなという気持ちが強くなりましたね。(森保監督とは)ちょっと話せた。いい印象を持ってもらえたのかな。見ている人は賛否両論あると思いますけど、僕はああいう場面で初めての試合。自分が思っている以上にいい感じで試合に入れたなと思えたし、決定機は決められなかったけど、いい流れを持ってこられたと個人的に思っています。足りない部分は多いですけど」
初めての日本代表。付けた背番号9は、興国高校時代に同学年だったリバプールの日本代表MF南野拓実が背負う番号だ。高校時代、サッカー部に所属する古橋と、セレッソ大阪ユースに在籍していた南野は、あまり関わりはなく、「コースは一緒やったんですけど、クラスは2クラスあって僕と違うクラス。球技大会とか大きなイベントの時に同じ空間にいる……ぐらい」だったという。ベネズエラ戦では“同級生”南野や、絶対的エースFW大迫勇也(ブレーメン)らとは共闘できなかった。だからこそ、日の丸への思いは強くなった。
「代表に入らないと、もっともっと見てもらえないと思うし、でも代表に入るにはこのクラブで結果を残し続けるのが一番の近道。(代表は)意識しかしていないです。大迫(勇也)選手だったり、常連と呼ばれている欧州組の皆さんとプレーしてみたい」