乾貴士は「実績のある戦士!!」 スペイン6年目…風格漂う“後ろ姿”をリーガ公式が公開
スペイン1部の日本人“第一人者”となった乾、リーガ公式SNSが称賛
エイバルのMF乾貴士は、今季スペインのリーガ・エスパニョーラで6シーズン目を迎える。世界最高峰リーグでの日本人最多出場記録を更新し続けるアタッカーに、リーガ公式インスタグラムが注目。昨季のワンシーンを捉えた写真とともに、「実績のある戦士!!」との一言を添えて称えている。
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リーガ1部と日本人選手の歴史を振り返ると、FW城彰二(バジャドリード)に始まり、FW大久保嘉人(マジョルカ)やMF中村俊輔(エスパニョール)など歴代の日本代表選手が挑んできたが、思うような成績を残せず、いつしか「鬼門」と呼ばれるようになった。そうしたなかで2015年夏、ドイツのフランクフルトからエイバルに加入したのが乾だった。1年目から主力として活躍すると、16-17シーズン最終節では名門バルセロナから日本人として初めて2ゴールを奪い、その名を世界に轟かせた。
18-19シーズンに所属したベティスとアラベスでは輝きを放てなかったが、昨季古巣エイバルに帰還すると29試合2得点と活躍。ここまで乾が積み重ねたリーガ1部通算138試合15得点の数字が、現在の日本代表MF久保建英(ビジャレアル)や同FW岡崎慎司(ウエスカ)らの活躍につながっていると言っても、過言ではないはずだ。
新シーズンの開幕を前に、リーガ公式インスタグラムは1枚の写真を投稿。昨季の背番号22のユニフォームを着た乾が、左手を上げながら声を発した瞬間を捉えたもので、その堂々たる佇まいに対してリーガ公式は「実績のある戦士!!」との一言を添えて称えている。
今季から14番を背負うことになった乾は、自身の公式SNSを通じて充実したプレシーズンを過ごしていることを報告している。32歳で迎える新シーズンは、12日にホームで行われるセルタ戦でスタート。19日の第2節では、早くもビジャレアル久保との“日本人対決”が控えている。リーガ1部の“先輩”として、開幕からの活躍に期待したいところだ。