名門復活を期するミラン、レアルから21歳FWを獲得へ 現地メディアが“到着”レポート
FWブラヒム・ディアス、ミラノの国際空港に到着してコメント
イタリア・セリエAの名門ACミランと、スペインの強豪レアル・マドリードの間で若手の期限付き移籍が成立した模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、ミラノの国際空港にレアルの元スペインU-21代表MFブラヒム・ディアスが到着したことをレポートしている。
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日本の年代構成でいうジュニアユース時代をスペインのマラガで過ごし、“マラガのメッシ”の異名も取ったディアスは、マンチェスター・シティのユースからトップ昇格してプレーし、2019年1月にレアルへ移籍。6年半契約を結んだ。
しかし、レアルの分厚い選手層の中で、現在21歳のディアスは簡単に出場機会を得られる状況ではない。レアルは日本代表MF久保建英をビジャレアルに期限付き移籍させたように、才能ある若手のレンタル戦略を取るが、その先としてミランが浮上して交渉がまとまったという。
ミラノの国際線をメインとしたマルペンサ空港に到着したディアスは、「ここでやっていく準備はできている。なぜミランを選んだか? それは偉大なクラブだから」と、事実上のミラン行きを認める言葉を残したという。
まずディアスはPCR検査による新型コロナウイルスの陽性反応があるか否かのチェックを受け、陰性であればメディカルチェックを経て正式に契約することになるという。現状では買い取りオプションなどは付帯しない単純レンタルだが、ミランとは今後に完全移籍の交渉を行う可能性があることを確認していると報じられている。
ミランは来季に向け元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの慰留に成功し、イタリアの至宝と呼ばれる20歳にしてA代表入りのMFサンドロ・トナーリの獲得も秒読みとされる。本格的な名門復活に向け、着々と準備を進めているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)