ミラン戦8発の伊代表レフティー・ベラルディが候補

　そしてミランは、ディ・フランチェスコ監督の愛弟子の獲得にも同時に動いているという。ミラン相手に公式戦7試合で8得点2アシストと荒稼ぎし、“ミランキラー”の異名で知られる左利きのアタッカー、ベラルディだ。特集では「ミランはディ・フランチェスコとベラルディをカップルで獲得する可能性がある」と報じている。

　21歳の新鋭は昨年10月にアントニオ・コンテ監督からイタリア代表に招集された。チーム全員をイタリア人で固めたいというイタリア元首相の名物オーナーの意向に完全に合致する補強だ。左利きのアタッカーで、右サイドでのプレーを好むスタイル。現在のミランの4-4-2システムなら右攻撃的MF、4-2-3-1システムなら右ウイングかトップ下、4-3-3システムなら右ウイングに入る。どのシステムでも本田とは完全にポジションが重なることになりそうだ。

　新鋭レフティ補強が実現すれば、本田にとって最強のライバル登場となる。ベラルディはサッスオーロと王者ユベントスが共同保有権を所有していたが、そのレギュレーションが昨季限りとなったために、サッスオーロが今季開幕前に買い取っている。しかし、その際にユベントスとの買い取りオプションが結ばれていると現地メディアでは盛んに報じられた。今季終了後にユーベがオプションを行使するとレポートされているが、スクインツィ会長は「ベラルディはユベントスに移籍するとは限らないよ」と発言。監督とセットでミランに移籍する可能性を示唆している。