“戦力外通告”のバルサFWスアレスがネイマールと再タッグ? PSG移籍が実現する条件は?
ユベントスはジェコ獲得失敗時にスアレスを候補として考慮も、金銭面の差は歴然
バルセロナのロナルド・クーマン新監督から事実上の戦力外通告を受けたとされるウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、欧州トップレベルのクラブに移籍先を模索するも、可能性は限られているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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先日、「カルチョメルカート・コム」はスアレス側がユベントスへの売り込みをかけるという報道を行ったが、実際にセンターフォワードを探しているユベントスの本命はローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコで、これはアンドレア・ピルロ新監督のリクエストだという。そのため、最優先はジェコであり、それが頓挫した時にスアレスについて考慮する可能性もあるようだ。
ジェコ獲得に際しては、ローマに対して1200万ユーロ(約14億4000万円)ほどの移籍金で、年俸750万ユーロ(約9億円)の2年契約が基本だという。一方でスアレスを獲得しようとすれば、手取り年俸1400万ユーロ(約16億8000万円)に加えて、成果ボーナスと契約ボーナスや代理人へのコミッション料が合計で1500万ユーロ(約18億円)から2000万ユーロ(約24億円)に上る。明らかに金額の規模が違い過ぎるのが実情だろう。
また、スアレスは契約解除によるゼロ円移籍を望むものの、現実的には2500万ユーロ(約30億円)の違約金が発生する可能性があるとされ、これはスアレスの移籍先の早期決定を阻む要因になると分析している。
欧州のトップレベルのクラブの中では、フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)について「チアゴ・シウバの年俸から解放されただけに、そこの部分で(ブラジル代表)ネイマールと再タッグを組む可能性はある」と見立てている。
バルセロナは絶対的な存在であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団希望もあり、歴史的にもチームが解体的な変化を迎える分岐点になりそうな気配だ。そのなかで、バルセロナの得点力を支えてきたウルグアイ代表のストライカーは新天地を見つけることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)