「最高にクールなPK」 アーセナルDFの“冷静キック”に脚光「馬鹿らしいほどの自信」
メイトランド=ナイルズがリバプールとのPK戦で見事な落ち着きを披露
アーセナルのDFエインズリー・メイトランド=ナイルズは、UEFAネーションズリーグ(NL)を戦うイングランド代表から初招集を受けた。これを受け、コミュニティー・シールドで決めたPKが「最高にクール」と脚光を浴びている。
メイトランド=ナイルズはアーセナルの下部組織出身で、本来はMFだがトップチームでは主にサイドバックとして活躍。23歳の誕生日を迎えた現地時間8月29日には、リバプールとのコミュニティー・シールドに先発フル出場し、1-1で突入したPK戦でも冷静に成功させて勝利に貢献した。
さらに試合後には、9月5日にNLアイスランド戦に向けたイングランド代表にも追加で初招集。今、“サッカーの母国”で勢いに乗っている選手の1人だ。
そんなメイトランド=ナイルズに英メディア「GIVE ME SPORT」が注目。「アーセナルは最高にクールなPKキッカーを保有している」と見出しを打ち、コミュニティー・シールドで披露したPKを取り上げている。
アーセナルの2人目のキッカーとして登場したメイトランド=ナイルズは、ゆったりとした助走でPKスポットに置かれたボールに接近。キックの瞬間までリラックスしたフォームを保ち、流れるように繰り出されたシュートでリバプールのブラジル代表GKアリソンを破っている。
「GIVE ME SPORT」は「リバプールのライアン・ブリュースターは若手がナーバスになりやすいことを示した一方、メイトランド=ナイルズにその類のことは一切起こらなかった。普段どおりにボールに歩み寄り、馬鹿らしいほどの自信とともに決めた」と描写。唯一のPK失敗となったブリュースターとの“対比”で、その冷静さを称賛していた。
一時はアーセナルからの放出も噂されたメイトランド=ナイルズだが、ミケル・アルテタ監督の信頼を得て主力の座に定着し、ナショナルチームの一員にも名を連ねた。新シーズンでの活躍にも期待したい。