バルサ“戦力外”のビダル、契約解除へ向けて交渉 恩師率いるインテル移籍が浮上
クーマン新監督から戦力外通告、今夏の退団は不可避か
スペインの強豪バルセロナに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルは、ロナルド・クーマン新監督からの“戦力外通告”を受け、契約解除によるフリー移籍の可能性が浮上しているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ビダルは2021年6月までバルセロナとの契約を残している。だが、クーマン新監督からの評価を受け、契約を解除して移籍金ゼロで新たなチームと契約できるようにするための交渉を、バルセロナとの間で進めているという。当然、バルセロナからすれば不利な条件となるため、際どい交渉が予想されている。
そのビダルの獲得を狙っているのが、イタリア・セリエAの強豪インテルだという。アントニオ・コンテ監督はユベントスを2011年から3シーズン率いた際にビダルを重用。20歳のイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(ブレシア)の獲得を後回しにしてでも、中盤のファイター獲得を最優先事項にするよう、クラブへリクエストしているという。
インテル側は、バルセロナとビダルの交渉が成立した場合に備え、2年契約に1年の延長オプションを付帯させるか、最初から3年契約を提示するオファーを準備しているという。また、バルセロナはビダル放出に際して、インテルになんらかの協力を求めるともされるだけに、それが減額された移籍金になるのか、別の形になるのかは現時点で不明だが、クラブ間交渉の可能性も残されていると伝えている。
先日にはバルセロナに対して痛烈な批判を行っただけに、退団は不可避と見られるビダル。その行き先は、自身を高く評価する“闘将”コンテのインテルになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)