「リバプールで本物の選手になれる」 クロップ監督、南野拓実の”第一歩”を称賛「非常に有益」

リバプールのクロップ監督(左)とMF南野【写真:AP】
リバプールのクロップ監督(左)とMF南野【写真:AP】

クロップ監督がアーセナル戦でゴールした南野を絶賛

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間8月29日に行われたコミュニティー・シールドのアーセナル戦で待望の移籍後初ゴールを記録した日本代表MF南野拓実について、「本物の選手になれる」などと称賛の言葉を贈っている。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。

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 0-1のビハインドで迎えた後半14分にピッチに上がった南野は同28分、ゴール前の混戦から右足で流し込んで同点ゴール。試合は1-1で90分間を終え、リバプールはPK戦で4-5と敗れたものの、今年1月に加入してから昨季をノーゴールノーアシストで終えていた南野にとっては待ちに待った歓喜の瞬間だった。

 クロップ監督は試合後、「我々は良いチームで、加入することさえ難しい。しかし、彼は我々にとって非常に有益な選手。ゴールだけではなく、彼はライン間にポジションを取って、狭いスペースでとても良いプレーをした。ファーストタッチは素晴らしかったし、ライン間での状況判断は非常に良かった」と南野のパフォーマンスを振り返り、「リバプールで本物の選手になれるということは、常に明白だった」と称賛。

 さらに「私に言わせれば、彼は最も難しい時期での加入だった。ロックダウンされたイングランドにおいて、独りで様々なことに順応しなければならなかった。しかし、スーパープロフェッショナルとして非常に良くやったし、彼がゴールを決められたことを心からうれしく思う。また大きな一歩を大きな一歩を踏み出した」と続けた。

 南野の今後についても、本人の”精神面”まで考慮している指揮官。「彼はインパクトを残せる選手。だから、我々は彼と契約したんだ。だが、プレシーズンで1つ、2つ良いパフォーマンスをしたからといって、彼の肩に大きなプレッシャーを与えたくはない。そのようなことは全く不要」。リバプール2季目を迎える新シーズン、南野のどのようなプレーが見られるのか期待が懸かる。

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