昨年引退した元フランス代表DFエブラ、アマチュアリーグに緊急参戦

　昨年限りで現役から引退した元フランス代表DFパトリス・エブラが、英11部のアマチュアリーグで復帰を果たし、華麗なヒールパスを披露するなど「サプライズ登場」が話題を呼んでいる。

「マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、パトリス・エブラが、日曜日にミドルセックス・カウンティ・リーグのブレンサムFCのためにサプライズ登場した」と報じたのは英紙「デイリー・スター」だ。

　現在39歳のエブラはモナコを経て、2005年から10シーズンにわたってユナイテッドでプレー。リーグ3連覇をはじめ、UEFAチャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献し、黄金時代を築き上げた。

　2019年に引退していたエブラだが、記事では「39歳の彼はピッチに戻ることを熱望している」と指摘。9月6日に予定されているチャリティーマッチ「サッカー・エイド」に向けた準備と見られ、「サッカー・エイドに向けてフィットネス面を強化している」と伝えた。

　記事では、ブレンサムFCの一員としてエブラがアマチュアリーグでプレーしている映像も紹介。左サイドでボールを持ったエブラが相手を対峙するなか、華麗なヒールパスを披露している。

　ブレンサムFCの担当者は「エブラにトレーニングしてもらい、プレーしてもらったのは本当に光栄なことだった。彼は来月オールド・トラッフォードで行われるチャリティーマッチのために必要なことだった」と明かしている。

　試合はノース・グリーンフォード・ユナイテッドに2-3と惜敗したが、ファンから「まだプレーできる」「ユナイテッドには左サイドバックが必要だ」「素晴らしい」「サインして」などの声が上がっており、レジェンドの復活劇に注目が集まっていた。