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ウェールズ代表監督ギグス、ジダンとベイルの話はせず 「彼は英語があまり上手くない」
ベイルとは直接話をすることを強調
各国の代表監督が、所属クラブの監督やコーチングスタッフに選手の状態を聞くことは、珍しいことではないだろう。だが、ウェールズ代表FWガレス・ベイルを巡り、同国代表のライアン・ギグス監督とレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、話し合いをしていないようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
ベイルはウェールズ代表では、絶対的な中心選手とされてきた。ユーロ2016では、ウェールズのベスト4進出の立役者となり、現在はキャプテンマークも巻いている。しかし、レアルで出場機会を得られないことから、祖国でも代表招集に疑問の声が上がり始めている。
ギグス監督は、そんなベイルの肩を持ち、話し相手が必要だった場合は自身が相談に乗るとし、「私は彼に対して、『話したいことがあるなら、いつでも聞くし、助けになりたい』と言ってきた。彼は経験があり、プロとして、自分自身をしっかり見ることができている。それでも、私は彼のためならいつでも話し合いを持つよ」と、話した。
エースの状況を気に掛けるギグス監督だが、日常的に彼を見ることができるジダン監督とは、話し合いをしないという。「私はジダン監督とは話をしない。私はフランス語とスペイン語は、あまり上手ではないからね」と、説明した。
これに対し、「それでは英語で話せばいいのでは?」と質問されたギグス監督は、「ジダンは、あまり英語が上手くない。過去の経験から、私はそのことを知っているし、今は状況を見守っているよ。ガレスがキャンプに来たら、私はいつも通り、彼と話をするよ」と、選手自身との対話を待つ考えを明かしている。
巨額の年俸が足枷となり、他クラブへの売却も進んでいないベイル。このままレアルに残れば、2020-21シーズンも出場機会が限られる可能性は高いが、ギグス監督はどのような言葉をかけるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)