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鈴木優磨が“敗戦危機”を救うPK弾で今季2点目 ベルギー紙「巧妙にペナルティーを獲得」
STVVが鈴木の同点弾で辛くも1-1ドロー 相手が退場者を出しながら崩し切れず
ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)のFW鈴木優磨は、現地時間29日に行われたリーグ第4節オイペン戦に先発フル出場し、0-1で迎えた後半40分に自ら獲得したPKで今季2ゴール目を奪い、チームを敗戦危機から救った。
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鈴木は敵地オイペン戦に開幕から4試合連続のスタメン出場。DF松原后も先発するなか、STVVは前半13分に失点し1点を追う展開になる。同25分には相手DFジョナタン・エリスが一発退場となり、数的優位になりながらもなかなか相手の守備網を崩すことができない。
猛攻がようやく実ったのは、0-1で迎えた後半39分だった。敵陣中央でMFイ・スンウが巧みなターンで前を向き、ペナルティーエリア手前で左サイドにいた途中出場のMF伊藤達哉にパスを送る。これを伊藤はダイレクトで、ペナルティーエリア内の鈴木へループパス。鈴木が落下地点に入ったところで体を入れると、相手DFブノワ・プランに倒されてPKを獲得した。そして鈴木がこのPKをゴール右に冷静に流し込み、1-1の同点に追いついた。
このシーンについて、ベルギー紙「Het Belang van Limburg」は「ユウマ・スズキが巧妙にペナルティーを獲得」と描写。チームの敗戦危機を救う今季2点目になったことを伝えている。
もっとも、相手に退場者が出たことで65分間も数的優位になりながら、流れの中からゴールを奪えなかったことは大きな課題だろう。STVV公式YouTubeチャンネルは試合後の鈴木のコメントを伝えており、「崩す形がなさすぎて、この結果には全然満足できない。納得いっていない」と語っている。
STVVはこれで1勝2分1敗として暫定9位。次節は13日に、MF三好康児が所属するアントワープとホームで対戦する。