メッシがバルサ新体制の練習“不参加”へ 始動前日のPCR検査“拒否”を告げたと現地報道
クーマン新体制で31日から練習開始も…エースの去就問題は“泥沼化”
バルセロナ退団の意思を示したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、プレシーズントレーニングに参加するつもりはない模様だ。カタルーニャのラジオ局「RAC1」の報道を引用する形で、スペインの各メディアが伝えている。
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報道によると、メッシは現地時間30日にバルサが実施する新型コロナウイルスのPCR検査に参加しないことを伝えたという。
ロナルド・クーマン新監督が率いるチームは2020-21シーズンの開幕に向けて、翌31日からトレーニングに戻る予定であるものの、コロナ禍の現状でPCR検査を拒否するということはチームの一員として練習に加わるつもりがないことを明確にすることになった。「マルカ」紙によると、バルサ側は通常通りトレーニングに戻ってくることを期待しており、驚きをもって受け入れているという。
別の報道では、移籍が有力視されているマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督とバルセロナ市内で直接会談したことが伝えられるなど、メッシは新天地に向かうための準備を着々と進めている。その一方で幼少期から育ててくれたクラブへの恩義として、契約期間を1年残した状況での移籍で違約金をもたらせればという意向だ。
しかしバルサは、メッシに対して設定している違約金7億ユーロ(約878億円)を支払わない限り、メッシはこの夏にクラブを離れることができないという主張を曲げていない。“円満退団”を望むメッシと、何がなんでも残留しか選択肢にないバルサ。メッシが練習不参加というカードを切ったことで、さらなる進展は起きるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)