宮間、大儀見と主軸をベンチスタート

　傷心と涙を隠し、意地のゴールラッシュを見せた選手をこう称えた。試合前、他会場の結果によりすでにリオへの道が閉ざされたことは選手たちに伝えたという。

「（敗退が決まったという）話はしましたし、それとは別に日本で開催し、あと2試合あること。なでしこらしさを持ってやるという誓いのもとに送り込んだ。初戦を勝利できずに波に乗れなかった。2試合目も勝利できない相手ではないんですけど、自分たちの風が吹いてこなかった。反省しながら北朝鮮戦に向かってやるだけ」

　世代交代などの課題を抱えながらも臨んだ今大会で、チームは力強さを見せることができなかった。今大会後の退任が決まった指揮官は、必死に前を向いていた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images