クラブ首脳が生え抜きの積極起用を希望　ギグス昇格が第1候補に？

　来季のマンチェスター・ユナイテッド新監督就任が濃厚と見られていたジョゼ・モウリーニョ監督だが、ここにきてその座を諦めたのではと、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

　レポートによれば、ユナイテッドはモウリーニョ氏ではなく、クラブのナンバー2であるアシスタントコーチのライアン・ギグスの新監督就任に傾いているという。その理由は、モウリーニョ氏のポリシーがクラブの希望にそぐわないからであるとしている。

　ユナイテッドは豊富な資金力に支えられて大型補強を敢行する一方、下部組織出身の若手にも多くのチャンスを与えたいと考えている。しかし、モウリーニョ氏はクラブ生え抜きの起用にそれほど積極的ではなく、クラブが求める人物像とは異なる。その反面、アカデミー出身で、現在までユナイテッド一筋を貫いているギグスであれば、内部事情も熟知し、クラブの要望にも応えてくれると期待を懸けているようだ。

　選手起用の面から、思わぬ逆風を浴びた”スペシャル・ワン”は、どうやらマンチェスター行きを諦めたと伝えられている。