メッシがチーム始動日の欠席を検討 バルサ側は会談要求を拒否…深まる両者の溝
移籍強行の意思を示すため、始動日のメディカルチェック欠席を検討とスペイン紙報道
今夏の去就問題が過熱するバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、日曜日に予定されているクラブのメディカルチェックを欠席するようだ。バルサ側がメッシからの会談の要求を拒否したとの報道もあり、両者の関係はさらなる泥沼化の懸念が浮上している。
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メッシはすでにクラブに対して退団の意思を伝えたとされ、バルセロナには激震が走った。メッシの残留を条件にジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任するという話も浮上している一方で、新天地候補として名前の挙がるマンチェスター・シティやインテルなどの動向にも注目が集まっている状況だ。
スペイン紙「マルカ」などによれば、メッシは移籍に向けた解決策を見つけるためにクラブ首脳陣との会談を要求したというが、バルセロナはこれを拒否。メッシは契約解除金7億ユーロ(約878億円)が設定されている契約の解除を求めている一方で、クラブ側は契約解除金が支払われなければ放出は認めないという断固とした姿勢で、交渉の余地はないと考えているようだ。
そうしたなかで、バルセロナでは今週の日曜日に新シーズンに向けたメディカルチェックが行われる予定となっている。しかしスペイン紙「AS」は、メッシがこれを欠席しようとしていると報じた。
このメディカルチェックには新型コロナウイルスのPCR検査も含まれているが、同紙は「メッシのリーガル・チームはクライアント(メッシ)がこの週末に取るべき適切な行動を検討している」と指摘。移籍強行の意思を表明するためのアクションとなることを示唆している。
バルセロナ内部のガイドラインによれば、メディカルチェックを欠席した場合は選手に制裁が与えられる可能性があり、欠席日数が増えるたびに処分は大きくなるようだ。メディカルチェックの翌日にはロナルド・クーマン新監督体制での最初のミーティングも開かれ、本格的なシーズン始動に向かっていくが、そこに大黒柱メッシの姿はあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)