久保建英、バレンシア戦に途中出場も見せ場作れず ビジャレアルは開幕前の“ダービー”に1-2敗戦
後半22分から左サイドに投入、思うように攻撃に絡めず
スペイン1部ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間28日、プレシーズン3戦目となるバレンシア戦に臨み、後半22分から途中出場。左サイドハーフに入ったが見せ場を作ることができなかった。試合はビジャレアルが先制するも後半にバレンシアに2点を奪われ、シーズン開幕前の“ダービー”に1-2と敗れた。
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スペイン南東部の町アルゴルファ(バレンシア州)で合宿中のビジャレアルは、ここまで2部のカルタヘナ(3-1)、テネリフェ(2-3)と練習試合を行ってきた。この日は初めて1部チーム、しかも同じバレンシア州を本拠地とする相手との対戦とあって、リーガ・エスパニョーラ開幕に向けたチームの仕上がり具合を見るうえで、貴重な実戦機会となった。
今夏バレンシアから加入したMFダニエル・パレホとMFフランシス・コクランが揃って、“古巣”との一戦に先発出場。背番号16を付けた久保はベンチスタートとなった。
試合は前半8分、右サイドハーフで先発したMFサムエル・チュクウェゼが、左からのグラウンダークロスに左足を振り抜き、ゴール左隅に決めてビジャレアルが先制。その後は思うようにチャンスを作れないなか、同40分にはバレンシアFWマキシ・ゴメスに決定的なヘディングシュートを放たれるも、GKセルヒオ・アセンホがビッグセーブで防ぎ、前半を1-0で終えた。
後半21分、バレンシアは韓国代表MFイ・ガンインらを投入。その直後のCKで、マキシ・ゴメスがヘディングシュートを決めて1-1の同点に追いついた。
そして同22分、ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は久保ら3選手をピッチに投入。久保は左サイドハーフに入った。その時間帯、チームは思うように攻撃の形を作れず停滞。すると同30分、バレンシアのマキシ・ゴメスに再びゴールを決められ1-2と逆転された。
その後も久保がフリーでボールを要求しても思うようにパスを受けられず。チーム自体も守備に回る時間帯が長く、見せ場を作ることができなかった。試合はそのまま1-2で終了。ビジャレアルは開幕に向けて、9月2日にレアル・ソシエダ、5日にレバンテと対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)