凋落なでしこ復活に澤さんが動く! 「普及、強化の部分で携わることがあれば」と言及

チーム再建へ世代交代の一助に 「また強いなでしこに戻るように」

 昨季限りで現役を引退した元日本代表MF澤穂希さんは、リオ五輪アジア最終予選敗退が決定的になったなでしこジャパンの再建に黒子役として貢献する意向を明らかにした。6日のNHK「サンデースポーツ」で語ったもの。

 なでしこジャパンは大阪開催の最終予選で沈んだ。11年ドイツ女子ワールドカップ優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年のカナダ女子ワールドカップ準優勝と栄華を誇ったチームは、今回のアジア予選3試合で1分2敗。見るも無残な状況に陥っている。

 女子サッカー界を牽引してきたレジェンド澤さんの引退とともに、チームは脆さを露呈する格好となった。世代交代を求める声も上がるなか、澤さんはなでしこ復活に貢献する意向を明らかにした。

「(今後について)まだはっきりしたことは分からないですけど、また“強いなでしこ”に戻れるように、普及の部分、強化の部分で何か携われることがあればやっていきたいかなと思います」

 11年ドイツ女子ワールドカップ優勝メンバーが中軸のなでしこ。長年培った阿吽の呼吸と緻密な連携がチームの武器でもあるが、メンバーの固定化による閉塞感という弊害が一気に露呈した。世代交代を推し進めるために、育成年代のタレント育成に百戦錬磨の澤さんは取り組む覚悟を示している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング