シャルケ、内田篤人が最も印象に残る一戦を回顧 CLバレンシア戦「スタジアム全体が揺れた」
内田氏が「最も印象に残った」CLバレンシア戦の動画をシャルケ公式ツイッターが投稿
ドイツ1部シャルケが、かつて7シーズンにわたって所属し、23日のJ1リーグ第12節の鹿島アントラーズ対ガンバ大阪戦(1-1)を最後に現役引退した元日本代表DF内田篤人氏の“思い出の一戦”を回顧した。クラブ公式ツイッター日本語版で、内田氏が引退会見で明かした「最も印象に残る試合」の動画を投稿。シャルケ移籍1年目の内田氏が出場した2010-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16、バレンシアとの第2戦(3-1)でのチーム3点目に脚光を当てている。
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内田氏は2006年に清水東高から鹿島へ入団。高卒新人でクラブ史上初の開幕スタメンを飾り、1年目から28試合に出場した。右サイドバックとして瞬く間に主力選手に上り詰め、10年7月にドイツ移籍を決意。名門シャルケで計7シーズンを戦い、移籍1年目の10-11シーズンにはCLでクラブ史上初、日本人としても初めてのベスト4進出に貢献した。ラウンド16ではバレンシアに2戦合計4-2で勝利し、準々決勝では日本代表DF長友佑都が所属していたインテル(イタリア)を2戦合計7-3で下した。だが、15年3月に右膝の膝蓋腱を負傷して以降、怪我に苦しみ、17年にドイツ2部ウニオン・ベルリンへ移籍。18年に鹿島へ復帰を果たしたが、今年8月20日に現役引退を発表。同23日のG大阪戦がラストマッチとなった。
24日には引退会見に臨んだ内田氏。そのなかで「最も印象に残った試合は?」との問いに、こう答えていた。
「これはよく聞かれているので。チャンピオンズリーグのベスト8(進出を決めた試合)かな、バレンシア戦です。たしか3点目のカウンターで、チームメートが走り出したのを後ろから見た時にスタジアム全体が揺れていた。この試合をやるために僕はシャルケに入ったんだなと思えるほど、印象的なシーンでした」
これにシャルケ公式ツイッター日本語版が反応。バレンシアとの第2戦の3点目のシーンを動画で取り上げ、「#ウッシー が引退記者会見で明かした一番思い出に残っている試合のシーン」と綴っている。後半アディショナルタイムに決めたこの1点で勝利を確実にし、ベスト8入りが決定。準々決勝では長友が所属していたインテルをも圧倒して、4強入りの大躍進を遂げた。
ファンからも「何回見ても心震えて泣けてきます」「毎試合見てて楽しかった」「私も同感」などのコメントが寄せられた得点シーン。シャルケにとっても、“内田ロス”はまだ続いているようだ。