「日本で成功している秘訣は…」 鹿島を救うブラジル人MFに海外注目「ジーコが最も称賛」
FC東京戦で全2ゴールを演出したMFファン・アラーノ 活躍の理由は「中盤で複数の役割を担うことができる能力」
鹿島アントラーズは26日、J1リーグ第26節でFC東京と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。海外メディアは決勝ゴールを決めたブラジル人MFファン・アラーノにスポットライトを当て、「日本で成功している秘訣の1つは、中盤で複数の役割を担うことができる能力だ」と主張している。
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敵地で迎えたFC東京戦では、前半アディショナルタイムにオウンゴールで先制点を与えるも、後半3分にファン・アラーノの浮き球のスルーパスにFWエヴェラウド・ストゥンが頭で合わせる。これは相手GKのセーブに阻まれるも、こぼれ球をエヴェラウド・ストゥンが押し込んで同点とした。
そして、1-1で迎えた後半12分、鋭いグラウンダーのスルーパスをファン・アラーノが巧みなトラップで足元に収めると、そのまま左足を一閃。強烈なボレーがゴール左に突き刺さり、値千金の逆転弾となった。試合は2-1で終了し、ファン・アラーノは全2ゴールに絡む殊勲の活躍となった。
ブラジルメディア「エスポルチ・インテラティーボ」はファン・アラーノについて、「鹿島を勝利に導き、ブラジル人としての輝きを放った」と取り上げており、「鹿島のアイドルであり、テクニカル・ディレクターを務めるジーコが最も称賛する選手の1人」と紹介している。
また、「ファン・アラーノが日本で成功している秘訣の1つは、中盤で複数の役割を担うことができる能力だ。中央に配置されても、ワイドに配置されても、または後方に配置されても、どこでも彼はスタッフ陣の期待に応えることができる」と、中盤ならばどこでもプレーできるユーティリティー性を強調していた。
今年1月にブラジル名門インテルナシオナルから鹿島に加入したファン・アラーノだが、シーズン後半戦で鹿島が挽回する鍵を握る存在となりそうだ。