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「バロンドール受賞経験のない名手」に伊メディア注目 天才マラドーナら10人を特集
94年までは欧州の選手しか選出されず、マラドーナも受賞経験なし
また、長年にわたってクラブと代表チームで活躍したアーセナルなどでプレーの元フランス代表FWティエリ・アンリにも言及。1998年フランスW杯、2000年欧州選手権で優勝したチームの中心的存在だったが、受賞する機会には恵まれなかった。
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強烈な中心選手の陰に隠れた存在としては、レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが挙がっている。長年ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがレアルのタイトルとセットで受賞したことを指摘し、「気の良い友人という感じには全くならないプレーヤーだが、戦術的な面も含めて必要な厳しさがある」と、プロフェッショナルファウルも厭わないスタイルを評価している。
メッシとロナウド両選手の陰に隠れたアタッカーとされているのが、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチだ。「最高成績は2013年の4位だったが、ここ10年、20年で最強のストライカーの1人」としている。
イタリア人ではさらに“マエストロ”と呼ばれたプレーメーカーのアンドレア・ピルロの名前もある。06年ドイツW杯の優勝や、07年のCL制覇の実績などもあり「ここ20年でイタリア人では最上級のタレント」とされたものの、この個人賞には縁がなかった。
最後は、アルゼンチンのレジェンドにしてサッカー界で永遠の問題児とも呼ばれるディエゴ・マラドーナ。1986年のメキシコW杯で優勝しているが、94年までのバロンドールは欧州の選手にしか渡らなかった。その変化が起こったころのマラドーナは、ピッチ外の問題も多くプレーヤーとしてはほぼ終わっていたことで、縁がなかった。
近年はメッシとロナウドが分け合ってきた印象の強いバロンドールだが、こうやって受賞を逃してきた世界的な名手もいる。それだけに、今季の賞がなくなったことはレバンドフスキのキャリアで痛恨の出来事なのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)