「発射!」 川崎FW旗手怜央、胸トラップ→左足ボレーの技ありJ初ゴールを海外称賛

川崎FW旗手怜央の豪快ボレー弾を海外称賛【写真:井上智博】
川崎FW旗手怜央の豪快ボレー弾を海外称賛【写真:井上智博】

1点ビハインドの後半30分、三笘のパスを胸トラップしてから左足を振り抜き同点弾

 川崎フロンターレのFW旗手怜央は、26日に行われたJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦(2-2)でリーグ戦初ゴールを挙げ、チームを敗戦の危機から救った。胸トラップからの流れるようなボレーに、海外メディアも「衝撃ロケット」と報じている。

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 首位の川崎は前半23分、MF大島僚太がペナルティーアーク内で神戸MF山口蛍を振り切って右足をコンパクトに振り抜き、鮮やかな一撃をゴール左隅に流し込んで先制に成功する。しかし、その後にDF西大伍、FWドウグラスにゴールを決められて逆転を許した。

 川崎は後半頭から好調のMF三笘薫を投入。DF車屋紳太郎、MF守田英正、FWレアンドロ・ダミアンと次々に主力を途中出場させ、攻撃のギアを上げていく。迎えた後半30分、DF登里享平が入れたクロスは一度はね返されるも、こぼれ球に反応した三笘が旗手に浮き球のパス。旗手はペナルティーエリア内で胸トラップすると落ちてきたボールに合わせて左足を一閃し、豪快なボレーをゴール右に突き刺して同点とした。

 旗手はルヴァンカップでゴールは決めていたが、リーグ戦では12試合目にして待望の初得点となった。試合後のオンライン会見では「なかなかゴールで貢献できていなかった。チームは勝っていたけど、自分的にはすごい悔しい気持ちもあった。今日こうやってゴールを決められたのは良かった」と言及。ゴールシーンについては、「あのパスは本当はゴロで欲しかったんですけど、浮き球で来て、胸トラップした時にもうシュートしかないなというのが感覚的にあった。自分的には練習していた形でもあったので良かった」と振り返った。

 オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは「発射! レオ・ハタテがターンから左足の衝撃ロケット」と技ありの一撃を称賛している。

 川崎は好調だったFW長谷川竜也が左膝内側側副靭帯損傷で全治4週間の離脱となったが、三笘と旗手がその穴を埋めており、首位を走る原動力となっている。

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