決定機2度外した本田に伊メディア評価二分! 「戦術的に賢い」「攻撃面で何もなかった」
サッスオーロ戦で13試合ぶりの黒星で久々の低評価
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、6日のリーグ戦での敵地サッスオーロ戦で公式戦15試合連続となる先発出場を果たした。前半に2つのビッグチャンスを迎えた本田だが、そこで決め切れず。ミランは2失点を喫し、公式戦で1月6日のボローニャ戦以来2カ月ぶり、13試合ぶりの敗戦となった。後半37分までプレーした本田に対して、イタリアメディアは「戦術的にはいつも通り賢い」と評価。その一方で、2度の決定機をフイにしたことには厳しい評価を与えている。
本田はこのゲームの前半7分にMFジャコモ・ボナベントゥーラのシュートを相手GKがこぼしたところに詰めたが、GKとの距離が非常に近い中でのシュートはGKに当たってゴールに入らなかった。続く同8分にはカウンターの局面で全力で駆け上がり、FWカルロス・バッカのラストパスを受けてトップスピードのまま右足でシュートを放ったが、これも相手GKにセーブされた。ミランのこの試合の決定機と呼べるシーンはこの2つだった。
ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」は、本田に対して「5.5」と敗戦したゲームとしてはまずまずの評価を与えた。寸評では「ケイスケは、戦術的な視点からはいつも通り賢かった」と4-4-2システムの中でのチーム戦術における役割は果たしていたと評価している。その一方で、「攻撃面では何もなかった」と一刀両断している。
また、サッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」の採点は「5点」と厳しい数字になったが、寸評では同じような評価を受けている。「整理されていたかと言えば、イエスだ。鋭かったかと言われれば、ノーだ。サッスオーロの壁を破るための工夫は見られなかった」と寸評ではこの指摘している。チームの一員として機能性を示したが、そこから先はなかったと分析されている。