岡崎慎司が語る“ベテラン論” スペインで貫く自我…「30歳を過ぎて変わった」こととは?
スペインで貫いた“自我”――ドイツ、イングランドの経験を生かして突き詰めた「やりたいこと」
「ドイツ、イングランド時代の今までは、プレーの改善に力を注いでいた。チームのために上手くなろうというよりは、自分が今やれることの最大限をプレーできる場所で勝負するということを心掛けたのは大きい。今までの経験上、『上手い』と思われて、『こいつはこういうプレーヤー』と見られることも経験してきた。そこの評価はいらないと思った。どちらかというと結果。FWとして、『こいつ最後点取るな』とか、そこの評価を得るためには、『上手いな』とか、自分でも『ここ上手くなったな』とか、あんまり必要ない。最後に結果を出すというところにフォーカスしたというのは今までとは違う」
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FWとして点を取るために、チームを勝たせるために自分には何ができるのか。スペインでは、とことん自身に焦点を当てた。
「ドイツとかイングランドとかに行ったら、日本人はみんな求められるプレーをやれると思う。だけど、求められたことをやるだけでは競争に勝てないのが海外。僕はそういう苦労もしてきた。だから、スペインでは技術とかそういう部分じゃなくて、自分がやりたいことで勝負するほうが大事だと思った。30歳を過ぎて変わりましたね。でも、それはやっぱりその前(ドイツ、イングランド時代)にやらなきゃいけないことをやってきたから。ドイツにいたり、イングランドにいたり、その環境で競争に勝つためにプレーの改善をしてきたからこそ、今、自分のやりたいことを突き詰めるタイミングがきたのかなと思います」
2011年に日本からドイツへ渡って9年。長年の海外生活で競争に打ち勝つために試行錯誤してきたからこそ、スペインでは“ベテラン”として、ストライカーとして、ただゴールにこだわった。
「味方としてはボールを受けに行って欲しいだろうけど、そういうプレーヤーだと思われたくないから、捨ててゴール前で待つ。そういう選択肢を持てるようになった」
岡崎にとっては“自我”を貫くことは大きな決断だっただろう。だが、仲間の信頼を勝ち取り、12ゴールを積み上げた。
来季は1部へ挑戦する。今シーズン、悩み抜くなかでも信念の基盤、信頼関係を築き上げたことは必ず大舞台でも発揮されるはずだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)