ミラン本田、2度の決定機を外した… サッスオーロ戦で指揮官も退席し、公式戦13試合ぶり黒星
公式戦無敗記録は12試合でストップ
後半反撃に出たいミランだったが、全体に噛み合わないプレーを見せてしまう。前半はボール際の局面や前線での守備に奮闘していたFWマリオ・バロテッリは、後半に入って人が変わったかのように淡白なプレーを連発。同9分に早くもシニシャ・ミハイロビッチ監督はFWジェレミー・メネズとの交代を決断した。
そのメネズも万全のコンディションとは思い難いプレーが多く、ミランの攻撃にはリズムが生まれてこない。本田も中盤でボールを奪ったところから一気にドリブルで切り込むなど奮闘はしたが、チームは全体に連動性を欠いた。
そうした中で、ミランはやや不運な形で追加点を奪われてしまう。同27分、ミランの左サイドでMFアンドレア・ベルトラッチが競り合いで太ももを蹴られるようなプレーでボールを前に運ばれたが、判定はノーファウル。そのままサイド深く切り崩され、中央への折り返しをFWニコラ・サンソーネに決められ0-2とされた。このプレーと判定に激昂したミハイロビッチ監督は猛抗議。そして、退席処分となってしまった。
その後、サッスオーロが一人退場者を出したことで数的優位になったミランだが、攻撃は噛み合っていかなかった。同37分、本田はMFケビン=プリンス・ボアテングとの交代でピッチを後にした。ミランは結局、敵地でこのまま0-2と敗戦した。
ミランは公式戦13試合ぶりの敗戦で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られる3位進出というチームの目標達成は困難になった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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