鮮やかな門出弾も空砲に… 3日入籍の浦和MF柏木に笑顔なし「自分の家のことより試合はレッズのために戦っている」
公式戦2連敗「結果が出ずに悔しい」
12本のシュートを放った浦和だが、シュートに至らない場面でもラストパスさえ通ればというビッグチャンスはかなりの数があった。しかし、前半には守備陣のミスから失点し、決勝点もセットプレーからの二次攻撃で許している。こうした拙い試合運びに、自分たち自身に対して厳しい言葉が並んだ。
「カウンターやミスで失点していてはいけない。海外の強いチームのように、決定的なところでは決め切るということも必要。理想は高く、同時に現実も見据えてやっていかなくてはいけない」
昨年はバヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表に久しぶりに復帰し、存在感を見せることができた。アルベルト・ザッケローニ監督時代にMF遠藤保仁(G大阪)が務めてきたような中盤のかじ取り役として、期待される存在にもなっている。7日から国内組の強化代表合宿がスタートする。気持ち良く勝利を手にして臨みたいところだったが、人生の門出から3日後にリーグ戦の本拠地開幕戦での敗戦という厳しい現実に直面する結果になった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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