鮮やかな門出弾も空砲に… 3日入籍の浦和MF柏木に笑顔なし「自分の家のことより試合はレッズのために戦っている」

磐田戦で左足ゴールも1−2負け

 鮮やかなゴールだったが、チームの勝利には結びつかなかった。浦和レッズの日本代表MF柏木陽介は、6日のJ1ファーストステージ第2節のジュビロ磐田戦で先発フル出場した。1点ビハインドの後半33分に柏木らしいテクニカルなゴールを決めて同点に追いついたが、同38分に決勝ゴールを許し1-2と敗れた。

 ゴールシーンは、柏木が浦和最終ラインでボールを拾ったDF永田充からの縦パスを受け、DF森脇良太とパス交換をした場面から生まれた。前を向いた柏木はここで一気にプレースピードを上げた。MF石原直樹に縦パスを入れると、猛然と前へ走りこんだ。石原からFWズラタン、そして柏木へとワンタッチパスが連続してつながると、ペナルティーアーク付近で寄せに来た相手DF2人からのマークをものともせず、左前方へ体が向いたまま反対のゴール右サイドに巻き込むようなシュートを決めている。

「パスアンドゴーで入っていけばチャンスになるかなと感じた。自分の中でも冷静だったし、ゴールとしては良いゴールだったと思う」

 敗戦後であり笑顔はなかったが、自身のゴールに対しては納得の言葉を残した。

 今月3日にTBSのアナウンサー、佐藤渚さんとの入籍を発表した。自ら門出を祝うゴールにこそなかったが、チームは敗戦に終わった。「自分の家のことよりも、試合はレッズのために戦っている。結果が出ずに悔しい」と短く話した。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング