クロップ監督、今季3冠のバイエルンを称賛 「これ以上の歴史の物語を作るのは難しい」
バイエルンはブンデスリーガ、DFBポカール、CLの3タイトルを獲得
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、今季3冠達成のバイエルンを「絶対的なトップクラブ」と称賛している。ドイツテレビ局「ZDF」が報じている。
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バイエルンは今季ブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)をすべて制し、ユップ・ハインケス氏が率いた2012-13シーズン以来の3冠を達成。CLを含む3冠を2度達成したのは、バルセロナ以来史上2チーム目の快挙となった。
昨年のCL王者であるリバプールを率いるクロップ監督は、「この8カ月でこれ以上の歴史の物語を作るのは難しい」とバイエルンの偉業を称えた上で、ドイツ王者は日程面で優位性を持っていたと指摘している。
「彼らは少しラッキーだったね。カオスな日程を余儀なくされたなかで、ドイツはチャンピオンズリーグに最も適したスケジュールだった」
新型コロナウイルスのパンデミックによる中断を強いられた今シーズン。3月中旬から試合の開催が見送られていたなかで、ドイツは他の主要国に先駆けて5月16日にリーグ戦を再開。チーム数の関係でもともとイングランドやスペインよりも試合数が少ないこともあり、いち早くリーグ戦を終えていた。
そしてCLのベスト4にはドイツからバイエルンとRBライプツィヒの2チームが進出。残りの2チームもリーグ戦が途中打ち切りとなったフランスのパリ・サンジェルマンとリヨンが勝ち残ったため、結果的には8月再開のCLに向けた準備期間が長かった国のクラブが躍進を遂げた。クロップ監督はそうしたスケジュールの違いが結果にも影響を及ぼしたと考えているようだ。
それでも、クロップ監督はバイエルンが決して運だけで勝ったわけではないことも強調している。「現時点で絶対的なトップクラブ。彼らはセンセーショナルだった。すべてのポジションにワールドクラスの選手がいて、適齢期の選手たちばかりだ」と隙のない陣容を誇ったバイエルンの強さを認めていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)