“現代最強の9番”はレバンドフスキ 英雄デル・ピエロが絶賛「模範的で完璧な存在だ」
10試合15ゴールでCL得点王を獲得、チームの全勝優勝に大きく貢献
ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンは、現地時間23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)に1-0で勝利し、全勝優勝という歴史に残る記録を打ち立てた。そして、10試合15ゴールで大会得点王に輝いたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキを、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は「模範的で完璧な存在」と絶賛した。
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バイエルンはグループステージを6戦全勝で突破すると、決勝トーナメントは途中で新型コロナウイルスの影響で中断する期間があったが、1試合制に変更となった8強以降の試合も含めて11試合を全勝。レバンドフスキはそのうち10試合に出場し、1試合平均1.5ゴールという強烈な成績を残した。
衛星放送局「スカイ・スポーツ」でコメンテーターを務める元イタリア代表のファンタジスタは、レバンドフスキこそが現代サッカーで最強のセンターフォワードだと絶賛している。
「もう何年も、信じがたいようなプレーをしている。そして、彼は9番をつけるセンターフォワードとして模範的で完璧な存在だ。バイエルンはクラブとして強固な小僧を持っているからこそ、欧州で最高のチームを作ることができる」
レバンドフスキは決勝戦こそノーゴールだったが、間違いなく今季CL優勝の立役者だった。欧州サッカー界で最大の名誉ある個人賞であるバロンドールは、新型コロナウイルスの影響で今季は表彰なしとなり、“幻の受賞者”という評判も高い。数々のセンターフォワードの得点力を引き出してきたデル・ピエロ氏の目からは、現在のサッカー界で「最強の9番」は、レバンドフスキに与えられるべき称号ということになっているようだ。