「魔法をかけた」ディ・マリア、CL決勝で相手DF瞬殺 「恐ろしい股抜き」と海外絶賛
CL決勝でバイエルンに惜敗も、デイヴィスを置き去りにした美技が脚光を浴びる
パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間23日、クラブ史上初めてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台に立ちバイエルン・ミュンヘンと対戦したが、0-1で敗れた。悲願の欧州制覇にあと一歩届かなかったが、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが試合中に見せた美技を、海外メディアが称賛している。
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PSGは準決勝のRBライプツィヒ戦(3-0)に続き、前線にブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ディ・マリアの3人を並べ、ドイツ王者バイエルンに対して真っ向勝負を挑んだ。特に前半はこの3人が絡んで何度も決定機を迎えたが、バイエルン守護神のドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの好セーブにも遭い、得点を奪うことができず。後半14分に失った1点を最後まで取り返すことができず、CL制覇目前で涙を呑んだ。
悲願達成とはならなかったものの、PSGアタッカー陣が大舞台で見せた高度な技術は観る者を魅了するものだった。その一つが、ディ・マリアが前半29分にバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスを置き去りにした“股抜き”だ。
敵陣右サイドのタッチライン際でボールを受けたディ・マリアは、相手ゴール方向に素早く反転して利き足の左足でボールを触りながらドリブルを開始。そして左前方からデイヴィスが距離を詰めてきた瞬間、ディ・マリアは左足アウトサイドで軽くボールを転がし、鮮やかに股下を抜いた。
一瞬でデイヴィスが“無力化”された美技に、海外メディアも注目。米スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版の公式ツイッターが「恐ろしい股抜きでアルフォンソ・デイヴィスを馬鹿にした」と綴れば、海外サッカーサイト「BeSoccer」ポルトガル版は「アルゼンチン人が魔法をかけた」と称え、「わずかなタッチでライバルを置き去りにした」と伝えている。
PSGでの欧州制覇は逃したものの、ディ・マリアはバイエルン相手に確かなインパクトを残したようだ。