「メガ・バイエルンが偉業」と独紙賛辞 2度目の3冠、CL史上初の全勝優勝で“欧州最強”に復権
PSGを1-0で破り7年ぶり6回目のCL制覇、公式戦21連勝で3冠に上り詰める
バイエルン・ミュンヘンは現地時間23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)を1-0で下し、7年ぶり6回目の優勝を果たした。大会史上初の全勝優勝で、国内コンペティションと合わせた3冠も達成した絶対王者の快挙を、ドイツ地元メディアは「3冠の夢は再び現実に」と報じている。
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フランスの国内3冠王者PSGと相対したバイエルンは、0-0で迎えた後半14分にドイツ代表DFヨシュア・キミッヒからの右クロスにファーサイドのフランス代表FWキングスレイ・コマンが頭で合わせて先制に成功。試合の均衡を打ち破った。
試合開始直後から一進一退の攻防が続いていたが、ハイプレスの強度が90分間を通して落ちなかったバイエルンがリードをそのまま守り切り、1-0という僅差のゲームを制した。CLではドルトムントを下した2012-13シーズン以来7年ぶり6回目の優勝。ブンデスリーガ、DFBポカールと合わせた3冠達成も同じく7年ぶりとなった。
公式戦21連勝でシーズンの集大成を飾ったバイエルン。今季のCLでは開幕から驚異の11連勝を達成。新型コロナウイルスの影響で準々決勝以降がすべて一発勝負での開催というイレギュラーな状況ではあったが、データ分析会社「オプタ」によれば、全勝優勝は前身のヨーロピアンカップを含めてCL史上初の快挙となった。
ドイツ紙「ビルト」はCL決勝の結果を受けて、「バイエルン、3冠の夢が再び現実のものとなった」と見出しを打ち、「2013年のユップ・ハインケス(75歳)のスーパー・バイエルンの後、今度はハンジ・フリック(55歳)のメガ・バイエルンが偉業を成し遂げた」と賛辞を送っている。
全勝優勝もさることながら、国内コンペティションと合わせた3冠を2度達成したのがバルセロナ(2009年と2015年)以来の史上2チーム目という快記録も残している。シーズン途中就任のフリック監督が作り上げたバイエルンは、まさに圧巻の強さで欧州最強の座に上り詰めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)