和製ロナウドは故郷で復活できるか 川崎移籍の森本が湘南戦で今季第1号! 4-4ドローに貢献
故郷で目指すストライカーとしての復権
森本と言えば東京ヴェルディ時代の2004年にJリーグ史上最年少記録となる15歳10カ月6日で公式戦出場を果たした。スキンヘッドの独特な風貌から“和製ロナウド”と称された。その後はセリエAカターニアに所属し、2010年ワールドカップ南アフリカ大会の日本代表メンバーにも選出され、次代の日本を背負って立つストライカーと見られていた。
しかし、イタリアの地で存在感を見せられず、13年夏にJ2千葉に加入。今季から生まれ故郷の川崎に加入。捲土重来を期すなかで名刺代わりの一撃となった。ただ、後半を通じて見ると移籍間もないこともあってか、川崎の高速パスワークになかなか絡めない時間帯があった。それでも、前を向いてこう話す。
「川崎では得点するチャンスは、間違いなく他のチーム以上に多い。だからこそ、ああいう場面でゴールを決めるのが大事だと思ってます」
自らの故郷で、ストライカーとして復権を――。魂のこもった一撃は、怪物復活への号砲となるか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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